幕末オオカミ 第三部 夢想散華編



どうしたんだろう。


ただの寝不足とは違うみたい。


近藤局長が亡くなってしまった気鬱が、彼をこんなふうにするんだろうか?


だとすると、さっき血を飲んだ直後のふわふわした状態はなんだったんだろう……。


それ以前に、今の発作みたいなものは、少し血を飲んだだけで完全に治ったの?


「土方さん、本当に大丈夫ですか?」


同じことを感じたのか、総司があたしの手当てをしながらたずねる。


「さあな、俺にもわからん」


土方さんは投げやりに言ったあと、「多分大丈夫だろ」と、笑った。


その笑顔は、かなり無理やり作ったもののように見えた。