「うん。いいよ。あたしも一緒に行く」
総司の言動に、なんの矛盾がある?
人間として死ぬにしたって、もののけになるにしたって、そこには新撰組を想う気持ちが一番にある。
そんな総司が、あたしは好きだ。
総司がそう決めたなら、最後までついていくまで。
「いいのか」
「あたしだって、局長が死んでしまうのなんか絶対に嫌だもん」
総司がもののけになって、あたしを忘れてしまったとしてもいい。
思い出なんかよりずっと大事なのは、今を生きている命を守ることだから。
「待ってよ!俺も行くよ!」
平助くんが声を上げる。
「平助、お前まで……」
「土方さん、無理しないでちゃんとおとなしくしててくださいよ?
さっ、そうと決まったら早く行こう、銀月」
あたしたちに囲まれ、銀月さんは珍しく困った顔をした。



