そんなことを思いながら最後尾についていくと、何かが燃えるような焦げ臭いにおいが強く鼻をついた。
どうやら、城の門にだいぶ近づいてきたみたい。
ふと空を見上げると、太陽がいつの間にか真上から西の方へと傾きつつあった。
「撃ち方用意!」
茂みの中に隠れながら、こっそり前線の方へ近づくと、副長の声が聞こえた。
燃え続ける城の門が開き、敵の銃弾が放たれる。
「撃てっ!」
それにもひるまず、防御用に立てた板の間から、味方も撃ち返す。
しばらく激しい攻防が続いたが、だんだんと敵からの銃の音が少なくなってきた。
その隙をつき、副長は城内に入ろうと、味方に指示を出す。
「行くぞ!俺についてこい!」
副長が刀を抜くと、新撰組隊士たちも立ち上がって刀を抜く。
そして、まだ銃弾が飛んでくる道を、風のように駆け抜けていった。
「前列、前へ。様子を見て後列もついてこい!」
副長がそう言っている間に、門の方で鋼がぶつかる音が聞こえてきた。
銃声も相変わらず響き、悲鳴まで混じる。
恐れずに斬り込んでいった新撰組隊士たちに続き、他の幕兵も刀を抜いた。
門の付近で刀と銃が入り乱れた大乱闘が始まり、戦いは熾烈を極める。



