「総司、俺らの出番かなっ?」
「おう、平助。やっと暴れられるな」
「こらこらこら!」
相変わらず、斬り合いになるとやけに楽しそうなんだから。
「大丈夫、昼間だし狼化はしねえよ。たまには剣を振るわなきゃ、体がなまって仕方ねえ」
体がなまるって……それ以前に、あんた病人でしょうが。
でも、すでに腰の刀に手をかけてしまっている総司を止めることは、多分できない。
副長が一人で戦っているのに、見ているだけで気が済む二人じゃないもの。
「もう!みなさん、敵ですよー!たくさんこっちに向かってきてまーす!」
大声を出すと、味方がこちらに気づいたようだ。
後列の部隊が、銃を置いて刀を抜きながら駆けつけてくれた。
「なんだよ……俺たちだけで、じゅうぶんだってのに、なあ!」
総司は言いながら駆け出し、目に見えない速さで剣を抜く。



