「今日もオニギリ作ろう!」
「孔礼寺からお米貰って来たよ」
「儂はうどんを作るぞ」
一人小麦粉を持参したドラガンさん以外は、オニギリの具材も完璧だった。
「よろしくお願いします」
葵はうどんが気に入ったのかドラガンさんの後ろを付いていく。
リヒトさんとトールさんは目配せすると、トールさんが私の元へやってきて、皇汰とリヒトさんは紙ヤスリの片付けを始めた。
「葵くんの話は葉瀬川さんから聞いたよ。葉瀬川さんと担任の先生の話が盗み聞きされてたみたいだね」
「盗み聞き……」
葉瀬川さんがやっぱり故意に情報を漏らした訳じゃないと分かっただけでも良いや。
「それよりその左頬、どうしたの?」
「!?」
「ちゃんと冷やした?」



