「……っぇえええっ!!!!」 思わず大きな声で叫んでしまった私に 「本当だよ」 そう言いつつ、簡単に流す。秋にとって、この衝撃的な告白は本題ではないらしい。 私にとっては……大問題だけれども。 「俺はやっぱり凪さんに勝てないし、雪乃がいなくなっただけで今月の前期4位に落ちた」 「嘘でしょ??」 ううん、と首を振った秋の瞳は、凄く凄く強いものだった。 「だから、全てのお客さんの事雪乃と同じぐらい大事にしてみせるから」 「最後にキスさせて?」