一宮さんは、もうそこまで考えてるんだ。 まだ若いのに。 死の事を……もう視野に……。 「っ……」 わかってる。 殺し屋は本来なら、あってはならない職業。 卑劣な犯罪行為。 警察に捕まる可能性は否めない。 常にリスクがある。 絶対大丈夫なんて保障は存在しない。 「帰りますね……」 これ以上ここにいたら、泣きそうだったから帰る事にした。 「……そう」 「また、来ますね……」 「ありがとな。包丁」 「い、いえ……」 頭を下げて、お店を出た。