「結翔君。なんで、今さらそんな話に?」

「お二人は、海斗に会いたいですか?」



「会いたいわよ!」

「俺もだ。大切な。息子だ。」



「…グスッ…。とぉさん…。かぁさん…」



「では、蘭。蘭が生きていたら、会いたいですか?」


「そりゃぁ、生きてたら、会いたいわ!
謝りたいのよ…」

「俺が、一緒に行ってれば、蘭は死なずに、すんだのに…」



お母さん…、お父さん…。


私も目から涙が溢れる。



「フッ。会わせてあげますよ」


「え?結翔君、蘭の持ってきたの??」



多分。死体のこと、。



「いいえ。」


ガタッ


あ。先生が近づいてくる。




「クスッ。なに泣いてのさ。おいで?」


『「うっん…グスッ…」』



私とお兄ちゃんは、先生に背中を押されて、リビングに入った。