『あー…。緊張してきた…』

「大丈夫大丈夫、知ったときは多分うるさいけど、きっと大丈夫」

『そうですね…』



ガチャ


「だからー!僕が…、あれ?雅ちゃんは?」

「先生、その子は?」

「あれ?おんなじ制服?」

「!!!!」

「…」



私はみんなに背中を向けている状態。


私は、深く息を吸って振り返った。




『お兄ちゃん。久しぶり♪』ニコッ



満面の笑みで海斗に言った。



「「「「…え???」」」」



これは幸兎も驚く。



「ら…ん?蘭?だよな」

『そうだよ?』



海斗、お兄ちゃんは目から涙が流れた。



ギュッ



「蘭っ!!よかった!!!」


お兄ちゃんが思いっきり私に抱きついてきた。


みんなはまだ固まっている。



『お兄ちゃん?離れて?』

「ズズッ…ん。」



お兄ちゃんはしぶしぶ離れてくれた。



『先生、いっていい??』

「あぁ。本当の名前もな♪」



ルンルンだね、先生。