「ねぇねぇ、話って、なに~?」

『あとではなすよ』



今は文化祭が終わり、先生のところに向かっている。



「なんで俺の家しってるんだ?」

『あとではなすよ』←二回目



ガチャ


ギュッー



「雅~!!」

『先生?』



ドアを開けたとたん、中から先生が飛び付いてきた。



『先生~…。離れてください』

「はいはい♪」



先生はニコニコしながら離れてくれた。

なぜか、幸兎は不機嫌。



「さ!中に入って!」


『「「「「おじゃまします」」」」』



玄関で靴を脱いで、リビングに入った。



「雅、」

『話すよ』

「じゃあ、それ、取ったら?」

『う~ん。そうだね』



先生に言われてウィッグとカラコンを取った。

みんなはなぜか玄関でギャーギャー言ってる。



私はポケットから、あのチェーンのついた鍵を出して首にかけた。