『先生、相談したいことがあるんですが』

「ん?なんだ?」



私は、話した。海斗のことを。



「ん~。でもなぁ、死んだ人は、生き返れない、しな。」



先生は悩む。



「雅は、どうしたいんだ?」

『私…ですか?』



わからない。話していいのか。ダメなのか

でも、海斗は泣きそうな顔だった。

それに、まだ私が生きてると、信じてる。




『わから…ないです…。でも、お兄ちゃんは、まだ私が、蘭が生きてるって、信じてるんです』

「そうか。…じゃあ、話してもいいんじゃねぇか?海霸、全員に」



全員?!



「秘密にしてもらえばいい。」



秘密に…。



『じゃあ、話しても、雅で、生きていくんですか?』

「そうだな。それしか、ないな」



でも、話して、みんながバラしたら…