うん。地獄だね。
族と、関わりたくないのに。
関わると、みんなに情報がわたるかもしれない。
だから、関わりたくないのに…
〔はやく席につけ〕
『あ。はい』
みんなから視線を浴びながら、席に座った
〔んじゃ、授業の用意しとけよ〕
赤沢は殺気をけして教室を出ていった。
それと入れ違いに、4人が入ってきた。
一人は、赤髪で、ちっちゃくて可愛い子。
二人目は、紫髪で、無口そうな顔で、パソコンを持っている。
三人目は、オレンジ髪で、可愛くて元気そうな子。
四人目は、金髪で、クールそうな子。
族と同じオーラ。そうか、この4人が海覇…
「あっ!知らない子っ!」
赤髪の可愛い子が私に駆け寄ってきた。
「転校生?」
『それしかないでしょ?』
「名前は?」
『そこらへんの奴に聞いたら?』
「好きなものは?」
『…』
「嫌いなものは?」
『…』