ウィッグをパサッととり、ソファーに座った。
ブルースカイ…。
あ。そう言えば、引き取る前に一回写真をとって、その写真、もらったやつがあったな。
どこおいたっけ。
部屋をグルグルと周り、押し入れのダンボールをあさった。
『あった…。フフっ。チッチャイお兄ちゃん。私も小さいけど。…あ。フォトフレーム、割れてる…。変えよっかな』
そう思って写真を出した。
チャリンっ
すると、写真の後ろからなにかの鍵が落ちてきた。
『鍵…?どこの鍵だろ…。』
その鍵は、ブルースカイ色だった。
上の部分が、ハートの半分のかけらの形。
写真の裏には、なにかのメッセージが。
『…え…。嘘…。』
後ろには、
”海霸初代総長・海霸初代姫。
双子の、蘭・海斗。”
海霸初代総長…。海霸初代姫…。
お父さんとお母さん。のことだよね?
このこと、お兄ちゃんは、しってるの?