「いつも、練習相手が未琴か春なんだよ?」 まぁ、女負けの顔だからね。 生まれてくる性別間違えたんじゃないの?って、感じるくらい。 この二人が喧嘩をするなんて、考えるだけで恐ろしい。 キーンコーンカーンコーン あ。鐘なった。 『私帰るね』 「じゃあね~」 「はぁはぁ、じゃあな」 「また」 「じゃあね~」 「…じゃあな」 みんなにそういわれて教室に戻った。 未琴は、まだ息を整えていて、 幸兎はまだ拗ねていた。