〔???そういえば、蘭は死んだんだよな…。

はぁ、麻貴、かわいそうに。相当ショックだったとおもうよな…。〕


そんなことをいっている梓のお父さん


『梓、いってないの?』

「そういえば、そうだった。

いいの?」

『いいんじゃない?』


梓のお父さんなら誰にも言わないと思うし



「お父さん、蘭は生きてるんだけど」

〔梓、頭へいきか?ニュースでも、ネットでもひろまってんだぞ?〕

『そうだったんだ。私、なんかすご』



そんなにひろまってんの?

私、スゴーイ(棒)


〔私?お前雅だろ?〕

『うん。そうだけど、蘭でも、あるから』

〔どういういみだ?〕



…わかってないの?


『画面の蘭の髪は何色でしょーか』

〔たしか、ブルー?〕

『ブルースカイ色。もちろん、目もね。

じゃ、目を閉じて?』

〔ん〕



私はつけていたカラコンと黒髪ウィッグをとった


『いいよ?…さぁ、私の髪と目は、何色でしょーか』

〔!!!ブルー…スカイ…?〕

『せーかーい。わかった?』

〔でも、お前、そんなに強くないだろ?〕

『…』



なにを言うんだ。こいつ…。