〔くっ!!〕


ドガッ


『うっ!!!くそっ』


ドスッ


〔うぁ!!〕

『はぁ…はぁ…』


やばい…


ザクッ


『あぁっ!!つっ!

てってめぇ!武器つかうなんて…ひきょう…だぞ…』

〔はっははっ、使っていえねぇっつールールはねぇ…よっ!!!〕


シュッ

左腕が使えない…。

さっき、左肩を刺されて血がでてくる。


これ以上、自分を傷つけないって、麻貴と約束したのに…!!


ナイフを振り回しながら走ってくる。


足や腕、服にも切り傷が私につく。



『ってぇなぁ』

〔ははっ、なにもできないだろ!!〕

『あのなぁ、武器使うやつは、弱いやつだぜ?
武器をつかって、ただ自分を強く見せてるだけだろ。
武器で弱い自分を守ってるだけ。
あんたは、赤ん坊よりも弱いね』

〔!!!てめぇ!!!〕



ザクッ


『ゲホッゲホッ…、はぁはぁ…、うっ…』



ははっ、もう、いいや。倒せるなら…自分を傷つけても…

みんなを守れた…証…かな…



『ケホッ、いくよ』


ドコッ ドスッ バゴッ バキッ


刺されたお腹は動くたち血が溢れる。


そのたんびに鋭い痛みが私をおそう