「はぁ、まずすわれ」

『どこに?』



一秒もたたないうちに言い返した。



「…床がいいか?」

『どっちでも?』



総長は黙る。

そりゃあ、二回連続即答で返したからね



「ソファーにすわれ」



あ。しゃべった。それも、ため息つき



「僕の隣ね♪」



私は春に腕を引かれ、春の隣に座らされた


帰りたい。




「じゃあ、話そうか」



なんの話??姫?



「さっき倉庫に入ってくるとき、他の族に見られました」



きたー(棒)



「他の族の総長にその話が伝わったでしょ
う」



で?それで?私には関係ない。

…まぁ…。あるはあるんだけどね?



「みんな、あなたが姫だと思い込んで、あなたを拉致したりするかもしれません」



まぁ、姫だからね?でも、私は拉致されるような人じゃない



「だから、一人でいたら危ないよ!」

「だから、俺達とい…『いや』…なんで?」