『なんですか?』

「なんですか?って…」

「けが、ないの?」

「大丈夫?」

「はぁぁぁ」



白、うるさいから。



『大丈夫です。…出口、どこですか?』

「あっちだけど、よかったら家までおく『けっこうです。』…そう?」



はぁ、秋はほんと、優しいね。


秋は、いい副総長だよ。

それに比べて、総長は…。ダメダメだよね


秋が指差したほうに、左足をかばいながら歩いた。



「足、けがしてるの?」

『話しかけないで』

「支えよっか?」

『けっこう』

「でも…」



うるさいなぁ


『あのねぇ、私はあんたたち、不死鳥の敵なの。あんたらよりも強いね。
潰されたくなければ話しかけんな。
総長のいない不死鳥は…、弱いよね』



はぁ、めんどくさ。



ガシッ


「てめぇ」


わー、怖い怖い。白がおこったー(棒)



『なに』


シュッ パシッ


「っ!!!」

『まだまだね。私には勝てない。
こんなんで死神、血桜を潰そうとしてんの?バカじゃないの?
海霸がいるから?大切な仲間を助けたいから?バカじゃないの?
総長はあんたらを裏切ったの。だから、もう関わるな』