ガラー
『おはようございます』
[おう。はよ]
さぁ、潰すよ
『お知らせしたいことがあります』
谷原の前に立って、無表情でいう。
[…なんだ]
谷原も真剣な顔になる。
『1ヶ月前、副総長が死んだって、いってましたよね?』
[そうだが?]
『副総長は、生きてますよ』
[っ!!!!どこにいる]
谷原は焦りぎみ。
嘘がバレたからね。
『すぐ近くにいるじゃん。
俺…いや、私だよ?』
パサッと、赤髪のウィッグをとる。
[!!!その髪…、副総長…!!!!!!]
ザワッッ
下のやつも驚く。
そりゃあ、1ヶ月前にはいった新人が副総長で、副総長に武器や薬を使っていることを自ら言って、武器まで渡してきた。
それに、知らなかったとはいえ、
自分より上にいる人に命令、敬語。
そりゃあ、驚く。焦るよね
『フフっ、ここは、潰すよ』
[くそっ…!!!!こっ殺せ!!!]
バレたからには殺す。
でも、私は殺せない。
あんたもわかってるはずなのに