そして、ついに、手術の日がきた。


もうすぐで麻酔をいれなれる。

麻酔をいれて、目が覚めたときには、終わっているだろう。

失敗すれば、あの世に。

成功すれば、またこの病室にくる。




ガラー


「蘭??」

『…未紀??』

「おう、いいたいことがあってな」



言いたいこと?珍しい…。

未紀は頭の後ろをかきながらボソッとはいた



「その…、今まで、、すまなかった…」

『…え??』



すまなかった…?すまなかった。


未紀が謝った?!!!!!



『え?ちょっ、どっ、どうしたの?いきなり』


未紀に謝られ、戸惑う私。

未紀は恥ずかしそうにそっぽをむく。



「…俺、こんなこと、本当にしたくなかったんだよ」



真剣な目で私の目を見ながら言う。


したくなかった?どういうこと?

自分の意識じゃないってこと??



「…お前を刺したのは、俺の父さんだ」



うん。それは知ってた。

顔も、声もそっくりだもん。



「俺は、父さんに言われてやったんだ…。

言うこと聞かないと、次は、俺を殺す。って…。」



言われてやった?なら、未紀の父さん、あいつは、私が生きてることを知ってたの?