『…うっ…!ケホッ』


薬…、やば…


寝ているとき、突然胸に激しい痛みがはし
った。


耐えるしかないっ…



『っ、はぁはぁ…』


この痛み、朝も来るだろう

いつまで耐えられるかわからない…


ガチャ


え?だれか入ってきた…



『ケホッケホッ…はぁはぁ…うっ…』


グッとさっきよりも強く胸を押さえる。



「だれかいるの?」


この声は、筴…?

気配を消したいけど、どうせ声とかでばれる。それに、今、そんなことできる状態じゃないし



「だれ?」

「…筴、なにやってんだ」

「あ、未紀」


うえぇぇ、未紀もきたよ…


「いやー、なんかね、苦しそうな声が聞こえるから、だれかなーって」

「苦しそう?…筴、ちょっと部屋からでてけ」

「え?うん…」



どうするき?もっと私を痛めつけるの?



『ケホッゲホッ…』

「雅」

『はぁはぁ…っ…』

「お前、それ演技?」



演技?んなわけないでしょ