「くそっ」

「雅ちゃんが…」

「ほんと、最低な人間です」

「雅…」

「ほんと、俺達を二回も騙すなんて、最低だ」



俺達は二回も雅に騙されてすげーショックをうけている。いや、ショックどこらじゃねー


ブロロロロロっ



ちっ、次はだれだよ



「この音、、死神ですね…」

「死神って、雅ちゃんが、副総長の族だよね?」

「それも、武器を平気に使う族」

「……麻貴…」

「麻貴?」



キキーーっ


学校の校門前で、一台のバイクがとまって、俺達に近づいてきた



「海霸…、だったよな?」

「死神、なんだよ」



こいつは、総長だな。

てか、声が悲しそうに聞こえるんだが…



麻貴はヘルメットをとって、海霸に向き合った。



「雅はどこだ」

「は?お前、雅がどこに行ったのか知らねーのか?」

「知らねーからきいてんだろうが」



それが人に頼む態度かよ