「てめぇら誰だ!!!」

「みない顔です」

「なんのよう?」

「族か?」

「危険って感じがする」



あらら、もう海霸がいる…

はぁ



「俺はあるやつを迎えにきただけだ」

「…あるやつって?」

「み『わー!!!!』…んだよ」



雅って、言おうとしたよね?



「誰だよてめぇ」



わー。こわいねこわい。てか、きずいてないんだね



『未紀、帰って』

「…ほぉ…、お前か、せっかくきたのにもう帰れってか?」



未紀はきずいたみたい。私って、



「智也君?」


『あー、あのね、この人、僕の親戚の男の子で、昔よく遊んでたんだ~!
でも、昔、外国に引っ越しちゃって、、
でも、昨日帰ってきたんだ~

だから、ここに迎えにきたの。
これから遊ぶんだ~!

ごめんね?』


あー。長かった?



「そうだったんだ~」

「それならいいですね」

「なんか、殺気でてたからさ~」

「…」

「はぁ、それならそれで言えよ」



お兄ちゃんは黙ったまま。

わかるんだろう

なにか、悪い予感が。