キモい気持ち悪い…


ーー「それじゃ、また明日ね」



ブチッ ツーツーツー


いや…。また、私を光から闇に染められる

せっかく、闇から先生や麻貴達が救ってくれたのに…。


いきたくない…。

でも、いかないと、私のせいで死者がでる…


そんなことはしたくない…。


ぁ、そうだ。私は明日から外国に行くことになったって、言えばいいんだ。

帰ってくる時はわからない。そうやったら、ばれない、かも…。


でも、未紀は、学校までくるって…。

でも、ばれるのは、海霸だけだろう。


学校では、私は智也。


ばれないはず。



「どうした?」

『ぇ…。ぁぁ…。ううん。なんでもない

それより、だいぶ積もってきたね』

「おう、これなら雪合戦できそうだな!」



ニカッと笑う麻貴。

この大好きな笑顔も、あとすこしで見れなくなる。

大好きな、死神とも、…麻貴とも…。



『麻貴、今日はかえるね』

「え?おっおう…」

『今日ね、友達の誕生日で、夜、パーティーするんだ』

「そうなのか?!楽しんでこいよっ!」

『うん!じゃあね』