あのときは、梓の病院につれてかれて手術をした。
二回目の奇跡かな。
「…その二回目刺さった跡はなんだ?」
『え?あ、えっと…』
思ったすぐに聞く?
なんか、タイミングよくない?
『気にしないで』
「きにする。いえ」
こわっ。声低いし殺気でてますけど?!
病人に普通殺気だす??
『今は、言えないから。』
「…そうか…。あ、薬出しとくからな。
朝と夜飲めよ」
『うん』
「一回でも飲み忘れたら多分だが、痛みが強くなると思う。忘れず飲めよ」
『わかった。ありがとう』
「ん。お大事に」
病室をでて、受付にいく。
多分、薬はもう用意してある。
なぜか、私のが優先。
病院がそんなんでいいの???
まぁ、私は奇跡の人だから、ここの病院では、みんな、全員知ってるんだけど…。
院長もね。
〔はい、薬ね〕
『ありがとうございます』
〔また、薬がなくなったら来てね〕
『はい、では、また』
薬をカバンに入れて、家に帰った。