私が麻貴の彼女になって10日たった。


あれから、わかったことがある。


それは、麻貴がキス魔だということ。


麻貴は、私が倉庫に来たとたんにキスをする


もう、下っぱにも見られていて、最初は下っぱの顔を見れなかった。

でも、下っぱがみずから話しかけてき
て、今では、普通に話せるようになった。


でも、10日たったんだな。

あれから、海霸はこないし。

不死鳥に強くしてもらってんだね

それも、朝から夜まで。

けっこう強くなったんじゃない?


ま、でも、私には勝てないけどね。



ズキッ



『っ!!』



私は胸をギュッと押さえる。


あのキズがいたむ。

治ってるのに。10日、嫌な予感と、この胸の痛み。



『はぁ…はぁ…』

「雅、大丈夫?」

『あははっ…、大丈夫だよ。私、ちょっと調子がよくないから今日は帰るね』

「うん、気を付けてね」

『うん』



日に日に痛みが強くなる一方。

やっぱり、あいつが動き出してるんだ。


先生のところ、行ってみようかな



私は倉庫をでて、先生のいる病院に向かった