パシャッ パシャッ



〈光希君かわいいよぉ~(//∇//)〉

『ありがとうございます♪』ニコッ



パシャッ


あ。笑顔撮られた(笑笑)



〈初日からなのにすごいね~〉

『楽しいですからっ♪』ニコッ

〈じゃあ、今日はここで終わりね~〉

『ありがとうございました』ニコッ



グラビアと同じぐらいかな。


私は控え室で着替えて家に帰った。


そういえば、あの黒、役に立つね



遡ることーー5時間前ーー



『あ、鍵忘れた!!!』

「鍵??」

『うん。大切な鍵なの』

「じゃあ、この猫つかえっ!!」



麻貴がジャジャーンっと、背中から、黒い物体を出してきた。



『猫?』

「そう!こいつは、黒助!!
こいつに頼むと、なんでもしてくれるんだ!!」



すごい猫だね。



「雅の家、覚えてるだろ??マンション」

〈にゃぁ~〉

「そこに、鍵があるはずだ。それを持ってきてくれないか?」

〈にゃぁ~〉




猫は、麻貴の手から床に飛んで、倉庫を尻尾を降りながら出ていった。


大丈夫かなぁ、あんな子猫に…。

でも、麻貴が大丈夫って言うなら、大丈夫かな



そして、25分後ーー



〈にゃぁ~〉



チャリンッ



猫が帰ってきた。猫が加えてたのはチェーンのついたブルースカイ色の鍵。


本当に持ってきた…。