コンクリート打説の現場の所長も同年代で二つ歳上です。
この人とは若い頃に何度か作業員で一緒になってその頃は気が合わなくてね。
今は掘る方になると若干もう一人の所長よりも落ちるけど管理って事になるとこの人の方が優秀かもです。
炊事の人も事務員も任せておけばきちんとした人間入れますね。
しかし鹿児島の出身で三十代の頃何度か一緒になってるけど静岡の現場で一度相手が酔っぱらってて僕が言った事に腹を立てて大喧嘩になったのを思い出します。
元々班が違ったしやり方も違ったからお互いにライバル関係ではあったけどあんな奴にって気持ちが強かったです。当時はね。
それで宿舎で取っ組みあいの喧嘩になったのをこないだ話してて思い出します笑
その所長が言うには当時は年下の癖に生意気だなだったようです。
まさか社員になるとは思わなかったらしいですね。
当時は大分県と熊本県と福岡と四国の作業員が仲良くて鹿児島宮崎、長崎、東北が仲良かったですね。
何となく分かるんですよ。片方は前へ前へ行くけど丁寧でないんですね。
そして気性が激しい。片方は仕事は丁寧なんだけど前に行くのは遅いって感じで気性は表向きは大人しいって感じで別れてましたね。
今でもだいたい九州は同じですね。
そういう派閥争いの中に三十代の二人が居て何かの瞬間に弾けて喧嘩になったんでしょうね。
もう作業員を皆巻き込む大喧嘩になったのを思い出しました。
高山ちゃんあの頃激しかったもんなあとか言うからお互いに最近は頭ははげしいよねで返しました。
しかし四十代くらいからその人は班長やったり所長やったりしてるの見たら向いてるなです。
まず、雑用の段取りが良いんですね。
今回は宿舎が建つけど建たないと民家を借りたり挨拶に行ったり大変なんですがそういう時の段取りが早いのと人当たりが良いんですね。
段取りが早いのは負けないけど人当たりが良いは完全に負けますね。ニコッとしたらこの人なら任せて良いかって雰囲気を出しますからね。
それが僕は苦手でね。もう十年早かったら僕より営業向きだったかもと思います。
今ではお互いに協力しながらお互いの髪が薄くなったとか白髪がどうたらとかいってるけどね。
お互いに丸くなったよなあです。
苦手だと思ってても何度も同じ現場になるってのは一つの縁だったかなと今では思いますし若かったよなですね。