えーとTwitterでは報告してますが、落盤事故をしまして埋まってました笑
半日と少し病院に運ばれてましたね。やっちゃたよです。
久しぶりに埋まりましたが、小さな現場で良かったですしすぐ出れたのでラッキーです。
その現場は小さくて三人で掘って板と鉄製の枠で囲っていく古い工法です。
小さいし単価も安いので一流のトンネル屋はなかなか来てくれませんが、作業員が六人三人で一チームですからね。
昼夜やるんです。そして現場の所長が居ます。
現場の所長が、トンネル屋としては一流ではなくて大きなトンネルでは掘る方には回れませんね。
元々この人は僕より1つ上くらいですが、会社の専務が連れて来てます。
まあ、そこそこ事務も出来るしでしょうね。悪くはないけど今回のような時の判断力の勝負になるとダメです。それと元請けが、田舎の土建屋ですからトンネル自体をあまりにも知らなかったってのがありますね。
ヤバいかもって電話が来たのが1つの班の班長からです。この人は僕が呼んだ人でたまたま失業しそうだったんです。
現場が近いからためしに誘うと行けるとなって単価安いけど良いかです。
この人は過去に何度も仕事してて僕と地元も同じですし、大きなトンネルから小さなトンネルまでオールマイティーなタイプです。
僕より3つ上なので五十になるんだ!!おー!!
オールマイティーは良いけど、気に入らないとわりと辞めるの速いですね。1つの会社に縛られないタイプです。
扱いにくいと言う人も居ますが、僕とは気が合いますし今回もこっちもぶっちゃけた話ししててあんたに来てもらわないと何か起こっても誰も対処出来ないから頼むよです。
その人が、電話で数日前から山の状態が悪いと言うし、所長に言っても聞かないし来てくれないかです。
僕も幾つも現場管理してるし営業してるしでそうそういつもは行けないからどんななの?です。
具体的に言うと鉄製の枠で囲って板をいれてるけど、板は膨らんでるし鉄製の枠が、軋み出してるとの事です。
それが数メートル続いててこのまま行くと後ろが落ちるか、前が、落ちるかだと言うんです。
え!?ですね。そこまでなのかです。
わりと最初の方は硬い山だったので安心してたんですが、段々変わってきてるなでした。
しかし、そこまでになるとは思わなかったですね。
行きましたら班長と所長呼んで入りました。
ヤバイなです。鉄製の枠が、良く見るとあちこち曲がってきてますし板は膨らんでますからね。
前は硬いけど動いてる感じですね。
所長にあんたは何をしてるんだです。
このまま進んだら途中から良くなっても後ろがいずれ落ちるぞです。
元請けも呼んで補強するか工法変えないとヤバイよです。
しかし、元請けの所長はトンネル2度目くらいの五十代のごつい奴です。
外の仕事は知ってるからトンネル屋がなめんな的になるんですね。
こっちにしたら外だけしておけです。
埒があかないから連れて入って懐中電灯で細かく照らしながら説明です。
僕と班長は、前に戻って補強をしようです。
それとこの先は工法を変えようです。ピッチを短くしたり補強しながら進もうです。
しかし、そうなると金銭面で合わなくなるのと役所とのお金の交渉があるとの事です。
それは、後からどうにでもすれば良いんですよ。
大きなトンネルでもその時その時で変えますが役所の交渉が失敗したなんてないんですね。
ヤバイなってなれば一時的に中止するかトンネル屋の言うこと聞くかです。