確かにのどから血が出そうなほどカラカラで、唇はかわきはじめていた。
底なしの絶望の沼に飲みこまれていきそうで、楓は頭を抱えた。
……こんな場所にいるなら、家にいたほうがまだいい。
ののしりあう両親の声がきこえないように布団をかぶっていた息苦しいあの場所が恋しいぐらいである。
――その時だった。
ゴオォォオオオン、という耳をつんざくような甲高い鐘の音が鳴り響いた。
底なしの絶望の沼に飲みこまれていきそうで、楓は頭を抱えた。
……こんな場所にいるなら、家にいたほうがまだいい。
ののしりあう両親の声がきこえないように布団をかぶっていた息苦しいあの場所が恋しいぐらいである。
――その時だった。
ゴオォォオオオン、という耳をつんざくような甲高い鐘の音が鳴り響いた。

