______"佐久間君!!" 先輩は、僕のことをそう呼んだ。 先輩は僕を覚えていないよね。 あの、たった一瞬の出来事を。 いいんだ、それで。 先輩が悲しむ顔なんて、見たくないから。 僕のことは、忘れてもいいんだ。 …告白をしなかったら 僕らはもう二度と、関わることはなかったのかもしれない。 僕は傷つかなかったのかもしれない。 それでも 先輩と出会って、恋に落ちて、 振られたことだって。 僕にとっては、大切な思い出だから。 …先輩。 ずっとあなたを、好きでいてもいいですか?