《次の日の4月11日》 「実空」 いつもの場所で1時に待っていると奈々が来た 元気な奈々の面影は全く無かった 「大丈夫?」 「あ、うん、大丈夫……だよ」 口では言っているがとても大丈夫そうではない 「よっ、奈々、実空」 大河、俊介も来た 「相変わらずの遅刻だね」 私が言うといつもは反抗してくる 俊介は今日は何も言わない 「それじゃあ、美咲の家行くか」 「うん」