えーっと、ここ右に行って…、


100m先左方向で…、


ここか?


遠藤…。


全然違う。



流「ちくしょー、ここどこだよ。」



ん?この隣か!!!



ボロいアパートだなー。



ここの、101号室??



あーここか!



(ドンっ…)


え?なんか、すごい音したけど。




流「おーい、大丈夫か?俺だ。開けてくれ。」



ドンドンドンっ


俺は、必死に声をあげ、ドアを叩いた。



しかし反応がない……。


どうすれば………。




??「おい、そこのあんた、近所迷惑じゃい。やかましい。もうちょっと静かにできんのかねー、最近の若者は。」



流「……。すみません。でも今は緊急事態でして、中にいる大事な奴が、大変で。今、ものすごい音がして、早くしないと。」



??「知ってるわい。開けるからそこをおどき」



流「あなたは?」


大家「ここの大家だよ。まぁ、男2人目だよ。今日で訪ねてくるのは。」



あぁ、隆か苦笑



大家「早くおいき。」



流「ありがとうございます。」



大家「はいはい。はよーしとくれ」



そういって大家は、あくびをしながら、部屋に入っていった。



ずいぶん簡単に、開けてくれたけど、ここ大丈夫か?セキュリティーが全くないし。


ここに女1人で住むのは危ないな。