--あれ、私ってあだ名けっこう気に入ってるのかな?? なんて、思った。 『……わ、ホントに先生来た。 よく分かるねー、玲緋も』 廊下を通り過ぎる先生を見ながら桜菜は言った。 私もよく分からないけど、 なんとなくなんだよねぇー。 「スゴいでしょーっ」 『………それが有効活用出来たらいいのに』 「あ、それは思う」 意外と役に立たないような、 なるような。 先生来るかもしれないとき以外、 考えたことないからな~。