「呆れた。俺が瑠璃LOVEってわかってなさすぎる」 「…」 す、と無表情になる。 安心、したのか? 「…近寄らないで、」 「え」 「…風邪うつる」 今度は俺の方が解んなくなる。 こいつのきまぐれは本当に頭がいたい。 どうやら、俺があまりにも恥ずかしい台詞を言ったため素っ気なくしたらしい。 ああなんなんだこの可愛い生き物は。 頭を撫でると、ぷいと向こうを向いてしまった。 耳が赤くなっていて、口づけをしたくなったが我慢する。