氷枕などを取り出して、体温計も持ってきて測る。 そうっと瑠璃の下に氷枕を引いてやっても起きない。こいつすごいな。 気持ちいいらしく、すりすりと氷枕に肌を寄せる姿はなんとも可愛かった。 脇に体温計を差し込み、暫し待つ。 電子音と共に取り出せば、 「わぉ…」 39度7分の高熱に思わず感嘆の声を漏らした。 アイスノンも張ることにした。 …それでも瑠璃は起きなかった。 神経の図太さに感心する。