無意識に止めていた息を一気に吐き出す。 出来れば避けたかったけれど、仕事となればそうも言っていられない。 やるしかない。 覚悟を決めたのだった。 「とりあえずはお試しということで。麻紀ちゃんのサポートについてもらおう」 「はい」 「麻紀ちゃん、頼んだよ」 店長が立ち去ると、麻紀さんも「よろしくね」と笑った。