『何言ってるの?』 『え?だから進路の第一志望はここの芸術科を…』 『そんな偏差値の低い所へ?絵描きなんてバカな夢捨てろって何回言ったら良いの?』 『だって、県内ではここしか芸術科ないし…』 『あのね、お母さんは心配なの。まともな職について、毎日笑って暮らしてもらうためには、やっぱりもう少し偏差値の高いところに行って欲しいのよ』 気づけば、二年たっていた。