最低王子と恋の渦






って、いつの間にか話逸れてるし…。


私がまた三鷹くんの好きな人について聞き出そうと口を開けた



その時。





――ピンポーン




突然家のチャイムが鳴り出した。



こんな時間にまた来客…?

郵便屋さんかな。



と、私が立ち上がろうとしたところを三鷹くんが止めてきた。


そして自分が立ち上がる。




「病人は大人しく座っててよ。俺が出てくる」


「えっ…あ…」




私の言葉を待たずして、三鷹くんはスタスタと玄関の方へ行ってしまった。


…まあ別にいっか。


どうせ大した事はないだろうし。




「……」




耳をそばだてて聞いてみると、何やら玄関先で話し声が聞こえてくる。



誰が来たんだろう…。



すると、突然ドタドタとこちらに向かって来る足音が聞こえ出した。



えっ…な、何?



椅子に座ったまま戸惑っていると、そのまま足音はリビングへと近付いてきていた。



そして、



バンッ!と音を立ててリビングのドアが開かれた。