最低王子と恋の渦











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「美乃、おめでとう!」



「…ありがとう友也ぁ」






恐る恐るではあったが、私は友也にちゃんと報告をした。

そしたらやっぱり友也は満面の笑みでそう言ってくれて、


もう感謝の気持ちしかない。







「でも、三鷹に飽きたらいつでも俺は待ってるからな!」



「何言ってんの川平。飽きさせるわけないでしょ」



「この先どうなるかなんて分かんねぇだろー?」






いつも通りの友也を見て、私は改めてホッとする。


…やっぱり振ったってのもあって、私は最近友也の顔色をつい窺ってしまっている。


それでも気まずくなってないのは確実に友也のおかげだ。







「あ、田中さん。俺先生に呼ばれてるから教室で待ってて」






ガタッと三鷹くんは席を立ちながら私を見下ろす。


…つ、つまりそれは一緒に帰ろうって意味で受け取っていいんだよね?






「う、うん。私も日誌書かなきゃ」



「ん」



「美乃と三鷹一緒に帰るのか?いいな〜」



「気利かせてとっとと帰ってよ川平」



「ひでー!もう俺三鷹が戻って来るまで美乃と待っとくぞ!」



「は?無理」






三鷹くんと友也がなぜか喧嘩っぽいことおっぱじめようとしてたので私は慌てて二人を止めた。






「だ、大丈夫だから三鷹くん。ほらいってらっしゃいっ」



「……はいはい」







なんとか納得してくれたみたいで、三鷹くんはそのまま教室を後にした。


教室には私達含めもう数人の生徒しかいない。






「...じゃ、日誌書きまぁす…」



「おうっ」





バサッと日誌を開き、私は記入欄を埋めていく。

友也は私の前の席に座って窓の外を眺めていた。