最低王子と恋の渦









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翌日の朝。



私は大きなあくびをしながら教室に足を踏み入れる。





自分の席をチラリと見ると、そこには既に三鷹くんが座っていた。



三鷹くんはいつも私より早く登校している。











「おはよー」



「田中さんおはよう」











爽やかな笑顔と共に返事をしてくれた三鷹くんに満足しながら、私は自分の席に座る。



…三鷹くんに好きな人がいるなんて考えないようにしよう。



そう心の中で言い聞かせていた時。




















「美乃!」

















ふと聞き慣れた声のする方に顔を向けると、


そこには笑顔の友也が立っていた。

















「どうしたの?」



「美乃さ、次の休み空いてる?」



「…え?」









ポリポリと顔を掻きながら言う友也。



…次の休み?













「空いてるけど…」



「その日俺にちょうだい!デートしよ!」

















…は、はい?