最低王子と恋の渦





ベンチに座り込んだ私は、なんとか痛みが治まるようにお腹を抱えた。






…これ、本格的にやばい気がする。



一人じゃ帰れないかもしれない…。








そう焦った私は片手で携帯を取り出し、家に電話を掛けた。






「……」


















出ない。




両親は早寝だから仕方ないけど優太すら起きてないなんて…。

テレビ観てると思ったのに。





一応菜々にも電話を掛けたが、案の定出なかった。


こんな時に限って携帯忘れるとか…。





友也ん家は年末から田舎のお婆ちゃんの所に帰省してるし…。






ど、どうしよう。

















「……っ」











一か八か。




私は最後の頼みの綱として三鷹くんに電話を掛けた。