花椿
恋愛(ピュア)
完
0
竹久祐/著
- 作品番号
- 1119767
- 最終更新
- 2014/10/16
- 総文字数
- 4,323
- ページ数
- 12ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,177
- いいね数
- 0
大事にしているもの、
思いを寄せたものには
想いが宿る。
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
「手放さない方が
よろしいのでは?」
「え?」
「後悔をなさいませんように」
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
「おまえ……何か
言いたいことがあるのだね?」
『お許しください。
貴方様なら……私の声を
聞いてくださると思いました。
お願いです。
どうか、私を
あの方の元へお返しください』
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
この作品のレビュー
2014/10/17 10:45
投稿者:
楓 十色
さん
非日常の中の日常
思いを寄せたものには想いが宿る。それ自体はよくある設定かもしれません。 でも、そこに確かな構成力と表現力、魅力的な登場人物が加わった時、物語はふわりと読者の想像を超えてその世界を広げていく。 非日常の世界観を、その不思議な力でさも日常の一風景であるかのように魅せてしまう。それもごく自然に。 ぜひ多くの方に味わっていただきたく、稚拙ながらレビューを付けさせていただきます。 飛び立った鶯は帰ってくるのでしょうか。それとも……
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2014/10/16 20:20
投稿者:
汐見 夏衛
さん
幻想の世界へようこそ
短い名品です。 いわくつきのモノが集まる不思議な骨董屋。飄々とした店主と、ミステリアスな青年。 幻想小説のような独特の雰囲気。 骨董屋の空気感。 そして、繊細な描写により、絵画のような、映画のワンシーンのような、鮮やかな情景。 読後には、切なくて、でも心が洗われるような、独特の清涼感が残ります。 ぜひご一読を!
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この作品の感想ノート
汐見さま
いつもありがとうございます
骨董品って、何かしら曰く付きのものがあるモノが、稀にあるみたいで
京都には、乳飲み子に乳をあげる母親の幽霊の掛軸もあるみたいです
掛軸の絵に描かれた女性と現実の男との恋
そんな不思議もあっていいような気がしますよね
竹久祐さん
2014/10/23 16:32
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