_セイヤさんは、大火傷のせいで命の危機にありました。


それに、闇魔術を受けた跡もあり、体に大ダメージがあります。




しかし、なんとか命は助かりました。ですが…










もう目を二度と、開かない可能性が高いです_











愛する人は、白いベッドの上で



綺麗な顔で、スヤスヤと




起きることがないかもしれない眠りについていた。




私の気も知らずに…気持ち良さそうに寝ちゃって。




脳裏にある映像が浮かんだ…




初めてセイヤと喋った時にであったのは、医務室だった。

その時も、セイヤは寝ていた。



……あの頃は、こんなことになるなんて知らなかった。





『面白いヤツ』

『綺麗な目だな』





『光ってる、お前の笑顔って』





彼の言葉の数々が頭に浮かんで、消えた。




「好きです…


あなたのことが」





綺麗な彼のほおに手を添えて


私は涙を流しながら




そう、つぶやいた。






彼の体は、とても暖かかった。