君と星空の彼方

「あいつの星座って、確か…」



「セイヤ、忘れてねえだろ、あいつの星座を…

彼女は……


ペガサス座の力を持つんだ」



ぺ、ペガサス!

あの、メデューサの血から生まれた、ペガサス⁉︎



じゃあペルセウス座の力を持つ夜月とは、無関係ってわけじゃない…っていうか、関係が逆に濃いんだ!

だってペルセウスがメデューサ退治したらペガサスは生まれたんだもん!



ユリに目を向けると、彼女は相変わらず表情を変えようとはしなかった。


ただその暗い目には、何も写っていない。


ユリの黒い服と、白銀の翼はまるで対のようで…




「…私は、ターゲットを1人と決めているの」



そう言うと、翼を巧みに操り、一瞬で先輩たちの元へと行ったユリ。




「…僕の力まで、忘れたのかな?」




そんな冷たい声が聞こえた。



イリヤ先輩の手から見えない『波』が生まれる。

ユリは、マナミ先輩に近付きたくても…イリヤ先輩の衝撃波で、近付けない状態。