君と星空の彼方

ちょっと固まった空気が緩くなったところで、また歩き出した。


しばらくはみんなユウと話していたけど、城が近付くにつれてユウも口数が少なくなった。



「招待状をみなさんに配っておきますね」


お城の門が目の前に迫って来たところで、金色の縁の模様が描かれている招待状を渡された。



「な、なんか高そう…」



「まあ、政府が特別な方に直々に配るものですしね。

お金もかかっていることでしょう」



う、うわぁ…いちいち招待状にお金をかけなくても。


招待状を握りしめて、門へと向かう。


すぐさま騎士の人たちが通せんぼしたけど、招待状を見せるとすぐに通された。




宙橋学園よりもかなり大きなドアが開かれて、中からは明るい音楽が絶えずに聞こえてくる。





「では、行きましょう」




ムルのその言葉と同時に、急に城の中から大きな鐘の音が鳴り響いた。



カーーンッ…って。



まるで、戦いを知らせる合図のようだ。




「…行こ、ミズキ」



立ち止まってしまったミズキの背中を押しながらも、私も心臓がバクバク鳴っていた。