君と星空の彼方

じゃあ、シールドも強いのをイメージすればいいってこと?



いや、でも本当にこれが精一杯で…今でもかなり強く念じてるんだけどな。



「ホシノ様は、念じてるんじゃありませんか?」


「えっ⁉︎…い、いやぁ、そんなわけ…」



あります…

ムルが読心術の使い手ということを忘れてたぁ…



「念じているだけでイメージははっきり言って強くできていないのでしょうね。

ホシノ様の能力はイメージで構成されるものですから、念じる力よりイメージの方が大切です」



「でもイマイチさ、イメージってよく分からないんだよねぇ…」



ほう、例えば?とムルは私に尋ねて来た。

うん…はっきり言ってイメージするってことが苦手なのだ。



「シールドをイメージしろって言われたら真っ白な壁しか思い浮かべないし、

円盤だったら白い丸しか思いつかない。

弾丸はまず銃を思い浮かべちゃうし」




色々抽象的すぎなんだよね、私って。

だからか力もなかなか大きくならない。




「そうですねぇ…では、目を閉じてください」


静かで優しい声に、つい目を閉じてしまう。

ムルなはずなのに…なんか、すっごく変な感じ。



「失礼します」