君と星空の彼方

ん…?もしかして私も知ってる?

けど、私が戦ったのって…


「あのキマイラ事件だけ、だよね…」

「うん…ってイリヤ、もしかしてキマイラは獣剣学園の生徒会が⁉︎」

「そのまさかなんだ」


………え?


「う、嘘だろ?

獣剣学園の生徒会はもっと頭良いし、そんなバカな行動しないだろ…」

夜月も焦ってる。

ただセイヤは涼しい顔をしていて…まるで分かっていた様子。


「僕だってついさっきまで気付かなかったさ。

けど…あの副会長の声で分かったんだよ」



「思い出せ、みんな。

キマイラと戦う時に黒い紐が飛んで来た。

それと、キマイラが倒れかけて聞こえた声も」



「お、さすがセイヤだね。

そう。その時の声と副会長の声は一緒だったんだよ。

そして…彼女が生徒会長の肩にかけた手には、赤い紐で打ち付けたような痕があったんだ。

あれはあの紐を使いならしている証拠さ」



そ、そうなんだぁ…

って、2人ともなんでそんなこと一瞬で分かるの⁉︎

声なんていちいち覚えられないし、手の痕を見ただけじゃ分からなかったもん。
まず、注意して手を見ていない!


……さすが、としか言いようがない。