楽しみ!とか言ってたけど、今日は全く気

分がのらない。頭痛いし、お腹も痛い気が

する…。入学2日間でこれって…。

「…丈夫?…妃夏ってば!」

「あっ…、ごめん聖架、何だっけ?」

「なんだっけ?じゃないよ!大丈夫?って

いったの!具合悪そうだよ?保健室いった

ら?連れて行こうか?」

「ううん、大丈夫だよ。」

本当はキツいけど心配をかけるわけにはい

かないし…。

「本当?顔赤いよ?おでこかして。」

そう言ってきたのは新條くん。かしてとか

言っておきながら自分のおでこを強引に私

のおでこにくっつけた。

「熱あるんじゃない?オレがもらってやろう

か?風邪。」

「保健室行ってくる!!」

身の危険を感じ慌てて教室を飛び出す私。

ビックリした…。やっぱり新條くんってチャ

ラい感じだな…。苦手かも。