「和歌ーボーっとしてたら恵に取られる

よー?」

密が言ってるそばからプリンに伸びる手。

バシィッ!!

その手を振り払いすかさず恵のおやつを取

り口に運ぶ。

「おい!」 

「さっきの仕返し!残している方が悪い!」

それを眺めるのは、

「ホント、バカだな。争いが低レベル。」

口の悪い梓兎と

「恵大人げなさすぎ。」

恵と犬猿の仲の響也と

「和歌、クリームついてるよ。」

と言い私の頬を舐める密。

「ちょっ!密!言ってくれれば自分で取れる

し!」

今度は密に文句を言う。

私ってつくづく4人にからかわれるな…。

「おはよう!お前ら学校行かなくていいの

か?遅刻するぞ!」

とおじいちゃん。

年はいってるのに見た目は凄く若い。

流石神の長。

「じゃ、行ってきまーす!」

そう言って私達は家を出た。